もりたいちの日記

とあるベンチャー企業の若手社員の日記です

【雑感】人は皆違う価値観を持っている

自分にとって大きな課題。
人は皆違う感性を持っているんだ
すごく当たり前だけど本当の意味で理解するのはとても難しいことのように思う。

今日、久々にそう感じる場面があった。

ウチの会社では今年、後輩たちの業務日報を先輩たちが見える場所に投稿し、先輩たちが自由にコメントやスタンプなどの反応ができるような仕組みを取っている。
後輩たちが日々悩みながらもどんどん成長していくのが見れる場。嬉しさと焦りを同時に感じる非常に良い場であり、自分でもGIVE出来ると思うものがあればコメントしたりもしていた。先輩からの思わぬ観点からの指摘で気付きを得ている後輩たちも多く非常に有意義な場だと感じていた。自分たちの代のときにはなかった仕組みで羨ましいとすら。

今日、後輩の1人が日報を書いている場面に遭遇した。その子は日報に対して積極的な姿勢ではないようで、日報の分量もあまり多いものではなかった(※他の子がブログのような日報を書いているのに比較してだが)。内容としては丁寧にまとめられており、もちろんその子にとっては有意義なものであることは理解しつつも、もっとこの場を利用すれば良いのにという想いを感じてそのままその子にぶつけてしまった。

その時の後輩の反応は自分の予想とは全く違うものだった。
「違うんです」その子は本当に悩ましそうにそう言った。
「まるでSNSみたいに皆に見られることが前提でいいねのやり取りの競争みたいになっている。自分の性格もあって人から見られると思うと本音で書くことが出来ない」と。

ハッとした。そんなこと考えても見なかった。

僕がやっていたのは「後輩たちの日報=素晴らしいもの」という前提に立って、その価値観を人に押し付けていただけ。
人によって物事に対する捉え方は違うんだという当たりまえのことに改めて気が付かされた。

わかっているつもりでも時々やってしまう。一見当たりまえのこの事を本当の意味で理解していないと、知らぬ間に誰かを不快にさせ、傷つけてしまっているかもしれない。

自分の土俵を人に押し付けるな

特に、社会人になってから顕在化した自分の課題。改めて気がつくことができたきっかけを与えてくれた後輩にも感謝。

 

【読書メモ】恋文の技術 / 森見登美彦

初めて読んだとき、思わず電車で声出して笑ってしまった一冊。

京都に住んだことがある人はますます楽しめると思います。(とは言いつつ、僕も住んだことはないんですがw)

 

それでは感想など

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

 

タイトルだけ見たら そんなに笑うところがあるようには思えないですよね。

でも知ってる人は分かるとおり、森見登美彦さんの小説なんですよ。期待通り阿呆がいっぱい出てきます。

夜は短し歩けよ乙女』が一番有名なんですかね?ジャンルはよくわからないですが阿呆小説なのかな。想像を膨らませることで本当のような創作の世界を作ったもの、が小説だとするとまさに想像(妄想)の膨らませ方は抜きんでた作家さんです。

ストーリー

森見さん初めての書簡体小説。主人公の守田一郎は京都の大学院1回生。教授の差し金で今年の春から能登半島の研究室に飛ばされる。鬼軍曹・谷口さんにしごかれながら過ごす彼は京都の関係者各位に手紙を送り付け文通武者修行を(勝手に)始める。すべては恋文の技術を確立し、好意を寄せるあの子の心を射止めるため。

内容と感想

守田が書く手紙を元に京都で繰り広げられる阿呆な面々の日常が描かれる。マシマロみたいな友人の小松崎と三枝さんの恋の行方は?女王大塚先輩との血で血を洗う争い。見どころのある小学生とのお手紙。兄にあきれ返る妹からの本質を突く手紙。京都の作家森見登美彦氏との執筆の悩み相談のお手紙。そして伊吹夏子さんへの失敗書簡の数々。

一人一人への手紙の書き方・接し方も微妙にかき分けながらも、根底の考え方などは一貫した阿呆っぷり。一番好きなのは『おっぱい事件』のくだり(興味ある方は読んでください)ですがなかなかなるほどと思うことも言っている。

 

たとえ本質を見抜いても、あからさまにそれを突いてはいけない。世の中で最も危険な行為は本質を突くことだ。

 こんな生き方なら楽に生きられる気がする。妹の望みも以下のような感じ

詩人か、高等遊民か、できれば何にもなりたくない

こんな風に言われれば確かに何にもなりたくない。

なぜ俺がこんな話を書くか分かるか?べつに意味はないのだ。教訓を求めるな。

何事にも意味を求めすぎる現代において疲れた時にはぜひ。

意味を求めてはいかんよ。疲れるから。 

なかなかスタートできない!ブログ始めました。

そうだ
ブログ、書こう

 

そう思ってかれこれ半年。

よくあるあれでしょ?3日坊主でしょ?
と思われるかもしれないが実はちょっと違う。

 

これはよく驚かれるのだけども自分は「飽きる」ということがあまりない。
一つのことを始めると延々と続けることが出来る。
これはひとえに母の指導のおかげ。幼児の頃 は1冊の絵本・パズル、それからピーターパンのビデオ。ひたすらこの3アイテムだけを使って僕を育て上げていたらしい。我が母親ながらにすごい。

例えば絵本。中身は「三角のもの」とか「10個のもの」みたいに様々な数や形のものが集められている。
言うても数ページの本。普通の子ならすぐに飽きてしまうだろうところを諦めないのがウチの母。

本の表紙を指さして「表紙だねー」

本の角を触りながら「角だねー」

それを聞きながらキャッキャと笑う僕。
そうやってひたすら同じことを続ける今の僕が出来た。

 

なんとも穏やかな幼児時代の話をしてしまったが、
つまり自分は飽きずに一つのことを出来る人間に育ったということ。
中学で初めた陸上競技も大学4年生まで続けていたし、受験勉強も皆が嫌になる頃にもひたすらやり続けていた。
いい面で言えばそうだが、公園で友達と遊んでいるつもりが気がつくと辺りは真っ暗で自分1人、みたいな経験も数えられないくらいにはある。

じゃあなんでブログ初めて半年で最初の記事なんだ!
3日坊主どころか0日坊主じゃないか!  

といきり立つのは少しお待ちいただきたい。

 

もう一つ自分の困った特性として、こだわりが強いというのが有る。
どうせ延々と続けるのであれば一番いい形で始めたいではないか。

そんなこんなでウロウロと色々なブログを試していた。

だからこういった最初のブログを書くのは実は1回目どころではないのだ笑
(何ならはてなブログは2回目です笑)

 

これが本当のスタートに。

・読書まとめ

・日々感じたこと

などゆるりとまとめていこうかな。